スイス Metrolab Technology社
用語集の英語版は ⇒ Metrolab社 Glossary
B0
B0
B/H
B/H
MRI
MRI
NMR
NMR
ppb
ppb
十億分率、すなわち10-9を意味します。1 ppbは10-7%で、非常に少ない量を示す単位です。
ppm
ppm
アパーチャ
Aperture
安定化
Stabilization
「NMRで調整される磁石」は電磁石です。その磁場はNMRテスラメータによって測定され、磁石を駆動する電源を制御することによってクローズドループを形成します。
このような磁石システムでは、超伝導磁石のみが匹敵するppmレンジでの長期間安定した磁場を提供できます。
ウィグラー
Wiggler
挿入光源とも呼ばれます。N極とS極が交互に配置された磁石システムで、電子ビームに振動経路を追跡させるために使用されます。
これによって電子が放射され、非常に強力でエネルギッシュな光線が生成されます。
永久磁石
Permanent magnet
コイルの電流ではなく、適切な材料の構造物に内包された磁性を使用する磁石を指します。
一般的に使用される永久磁石材料としては、鉄コバルト、フェライト、サマリウムコバルト、ネオジムなどが挙げられます。
エンコーダ
Encoder
温度補償
Temperature compensation
回転コイル
Rotating coil
ガウス
Gauss
ガウスメータ
Gaussmeter
加速器
Accelerator
粒子加速器は物理学者によって、物質の基本的な性質を研究するために開発されました。今日、加速器は通常、巨大で非常に国際的な設備であり、常設の運用スタッフが科学者のユーザ・コミュニティに、サービスを提供しています。
より小さな加速器は商業的には、例えば質量分析、陽子線治療、半導体イオン注入などで使用されています。
通常のCRTでさえ、粒子加速器と見なすことができます。
可動線
Moving wire
監視
Monitor
規格試験所
Standards laboratory
通常は政府が運営する検査所です。国際標準化団体と協力して標準機を維持・開発する責任があります。
基準磁石
Reference magnet
ギャップ
Gap
極子
Pole
均一
Homogeneous
勾配がないか、あるいは非常に小さい磁場を指します。ここでは、均斉と同じ意味で扱います。
NMRテスラメータは、比較的均一な磁場でのみ使用できます。MRI磁石は、可能な限り均一になるようにシム加工されています。
均斉
Uniform
勾配がないか、あるいは非常に小さい磁場を指します。ここでは、均一と同じ意味で扱います。
NMRテスラメータは、比較的均一な磁場でのみ使用できます。MRI磁石は、可能な限り均一になるようにシム加工されています。
減衰
Decay
校正
Calibration
校正中は、機器の読み取り値を複数の基準磁石と比較して、その正確度を検証します。
基準磁石自体は別の基準磁石を用いて校正する必要があり、基準計器の連鎖が最終的には国家標準機にまで行き着くこともあります。
校正機関
Calibration laboratory
勾配
Gradient
ここでは勾配とは、磁場の空間的変化を指します。
交流磁場
AC field
直流磁場とは対照的に、時間とともに変化する磁場を指します。
サイクロトロン
Cyclotron
エネルギーを得るにつれて、らせん状に粒子ビームが出て行くコンパクトな粒子加速器です。
サーチ
Search
三軸
Three-axis
磁気回転比
Gyromagnetic ratio
NMRまたはESRにおいて、磁束密度(B)に対する共振周波数の比率を指します。
磁気回転比は、原子核ごとに異なります。水素原子(プロトン)の場合は、約42.5 MHz/Tです。電子の場合は、28 GHz/Tです。
磁気回路
Magnetic circuit
治具
Jig
磁石モデル
Magnet model
磁石によって生成される磁場の計算シミュレーションを指します。
四重極
Quadrupole
磁束
Flux
磁束計
Fluxmeter
コイルに誘導された電圧を積分して、磁束の変化を測定する機器を指します。
シミング
Shimming
集束磁石
Focusing magnet
試料
Sample
磁力計
Magnetometer
シールド
Shielding
磁気の世界では、磁石によって生成された磁場から外界をシールドすること、あるいはその逆を指します。
シールドを行う強引な方法は、大きくて柔らかい鉄の箱を作ることです。より緻密な実現方法として、アクティブシールドと呼ばれる磁気測定システムと磁石を囲む壁のコイルを使用して、不要な磁場をキャンセルする方法が挙げられます。
振動ワイヤ
Vibrating wire
加速器の磁石の縦方向のマップを作成するために使用されるパルス細線に似たマッピング手法を指します。
さまざまな周波数のAC電流が、アパーチャを通って伸ばされた振動ワイヤに供給され、結果として生じる振動ワイヤの動きを分析することによって、磁場の縦方向のマッピングが生成されます。
スイッチング磁石
Switching magnet
加速器においてスイッチとして機能し、粒子ビームを或る方向または別の方向へ操縦する磁石を指します。
スピン
Spin
電子と陽子(プロトン)にはスピンがあり、それらは軸上で回転しているかのように動作します。それらが小さな棒磁石のように機能し、外部磁場で整列する傾向があることを意味します。NMR、ESR、強磁性、永久磁性は全てスピンを伴う現象です。
正確度
Accuracy
正確度とは、測定値が真の値にどれだけ近いかを示す指標です。例えNMRテスラメータが9桁を表示している場合でも、Metrolab Technology社では「正確度は5 ppm(7桁)である」と断言します。
正確度は日常会話では精度としばしば混同され、我々も実際に混同してしまうことがあります。
正規化
Normalization
NMRプローブアレイにおける正規化とは、高磁場においてプローブアレイの部品の一部の磁化率が、プローブ間で非常に僅かに変動するのを補正する手順を指します。この手順では、正しい磁界強度(H)を持ち、ボアが大きく磁場が均一な磁石が必要です。各プローブは、正確に同じ位置に順番に配置して、その応答を測定するだけで済みます。
動作中、NMRフィールドカメラはプローブアレイから正規化データを自動的に読み取り、全ての測定値を補正します。
制御
Control
精度
Precision
成分
Component
積分器
Integrator
設置場所の準備
Site preparation
双極子磁石
Dipole magnet
挿入光源
Insertion device
ウィグラーとも呼ばれます。N極とS極が交互に配置された磁石システムで、電子ビームに振動経路を追跡させるために使用されます。
これによって電子が放射され、非常に強力でエネルギッシュな光線が生成されます。
素粒子物理学
Particle physics
高エネルギー物理学とも呼ばれます。通常は、加速器を使用した物質の基本構造の研究を指します。
ソレノイド
Solenoid
多重極磁石
Multipole magnet
チューニング
Tuning
NMRテスラメータのプローブは通常はコンデンサを持ち、RFコイルと並列に配置されています。これでLC共振器を形成してゲインを高め、プローブの感度を高めます。プローブには、固定コンデンサ+トリマコンデンサを用いた固定チューニング、または電子制御バリキャップを用いた可変チューニングが採用されます。
調整
Regulation
NMRで調整された磁石は電磁石で、その磁場はNMRテスラメータによって測定されます。その後このテスラメータは、磁石を駆動する電源を制御することによってクローズドループを形成します。
このような磁石システムでは、超伝導磁石のみが匹敵するppmレンジでの長期間安定した磁場を提供できます。
超電導磁石
Superconducting magnet
超電導電力線で作られた電磁石を指します。超電導を維持するにはコイルを極低温に維持する必要があるため、コイルはクライオスタットで囲まれています。
超伝導磁石は非常に高い磁場を達成でき、一旦ランプアップすると電力を消費せず、ほぼ完全に安定した磁場を提供できます。
直流磁場
DC field
交流磁場とは対照的に、時間とともに変化しない磁場を指します。
抵抗性磁石
Resistive magnet
テスラ
Tesla
テスラメータ
Teslameter
電磁石
Electromagnet
永久磁石ではなく、電流によって駆動される磁石を指します。
電子常磁性共鳴
EPR
電子常磁性共鳴はEPR(Electron Paramagnetic Resonance)と呼ばれ、電子スピン共鳴と同じものです。
NMRと同様の効果が得られます。原子核ではなく電子のスピンを操作していることがNMRと異なります。
電子スピン共鳴
ESR
電子スピン共鳴はESR(Electron Spin Resonance)と呼ばれ、電子常磁性共鳴と同じものです。
NMRと同様の効果が得られます。原子核ではなく電子のスピンを操作していることがNMRと異なります。
トラッキング
Tracking
ドリフト
Drift
流れる液体/流れる水
Flowing liquid / Flowing water
バッキングコイル
Bucking coil
バッキングコイルは通常、加速器の磁石の特性を決定づける回転コイルシステムで使用されます。
バッキングコイルはメインコイルの応答の一部を差し引くことによって、磁場勾配の直接かつ精度の高い測定を可能にします。
パルス細線
Pulsed wire
パルスモードNMR
Pulsed-mode NMR
ヒステリシスループ
Hysteresis loop
外部磁場を取り除いても磁化されたままであるという強磁性体の特性を指します。B/Hループも参照してください。
標準機
Standard
標準機とは、ある単位(ユニット)に対する国際的に合意された物理的原器を指します。
例えば、セシウム原子時計は1秒を表す標準機です。校正を、上位の標準機を求めてさかのぼることは常に可能であるはずです。テスラには便利な標準機がないため、代わりにテスラメータ、いわゆる二次標準機が使用されます。
フィクスチャ
Fixture
フリップコイル
Flip-coil
磁束計を使用して、特定の場所の磁場を測定する昔ながらの方法です。
コイルを反転させて半回転させる仕組みです。磁界強度(H)は、電圧曲線の高さから計算できます。
フリンジ場
Fringe field
プローブ
Probe
プローブアレイ
Probe array
Metrolab Technology社のNMRフィールドカメラの場合、プローブアレイは最大32個のNMRプローブを保持する半円形のプレートとなっています。
分解能
Resolution
偏向電磁石
Bending magnet
変調
Modulation
ボア
Bore
磁場が集中するソレノイド磁石の中心部を指します。
ホール効果
Hall effect
マグニチュード
Magnitude
磁場はベクトル量です。磁場の個々の構成要素に関心がある場合も、マグニチュードの総量に関心がある場合もあります。
マッピング
Mapping
マルチプレクサ
Multiplexer
ムービングコイル
Moving coil
ラーモア周波数
Larmor frequency
ランピング
Ramping
磁場を運転可能な状態に引き上げるために、電流を注入するプロセスを指します。特に超伝導磁石で用いられます。
レンジ
Range
連続波
Continuous-wave